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2017年9月17日 (日)

小学生の英語など

今日は少しまじめに塾ブログ風の話題を。

すでにご存じの方も多いと思うが、来年度から新しい学習指導要領に応じた移行期間に入り、小学生の英語が大きく変わる。それにより、来年2018年から、英語授業が以下の時間数になるという。

  小学5,6年 … 年間 50時間
  小学3,4年 … 年間 17時間

移行措置なので5,6年は7割実施だが、本格移行するとこれが70時間に増える。3,4年は5割実施で、本格移項後は35時間になるという。

とりあえず移行期間中、3,4年生のほうは隔週程度の割合だし、内容的にも英語に慣れるのが目的だろうから、まあ英語遊びといった感じのものだろう。しかし、毎週1,2回英語の授業がある5,6年のほうは、そうはいかない。

どうやら、この二年間で単語700語を読めて、書けて、意味が分かるところまで考えているらしい。また、来年小5になる現在の小4の生徒が中学2年のときに、中学校の英語教科書の大改訂が予定されているという。小学5,6年の単語700語を消化していることが前提だから、おそらく今の教科書とは全く違った形の英語教科書になるのだろう。

しかし、この移行措置に小学校の現場は十分対応できるのだろうか。それまで本格的に英語を担当したことがなかった先生方が急ごしらえで準備を進めているのが実際なのでは。とりあえず移行期間だから、それほど本格的でなくても…と考えていると、今述べた中学校の英語教科書の大改訂時に、現在の小学生たちがウロウロすることになりかねない。

700語の単語というと、現行の中学英単語1800語の四割弱である。決して少なくない語数だ。今の中学1年レベルの単語はすでに消化しました、ということを前提に中学英語が始まるということになる。現在小4の生徒が中学2年のときには、前年までに中1レベルの単語を消化しているからということで、新しい教科書に入っていくのだろう。

問題は、来年度から始まる移行期間中にきちんと700語の単語をクリアできるかということだ。現状の中1を見ていても分かることだが、中1レベルの新出英単語をきちんと覚えて2年に上がる生徒は少ない。読めない・書けない・意味がわからない、のないないづくしのまま学年が上がり、ますます英語が分からないというケースをよく目にする。

マス・メディアではあまり報じられていないのかもしれないが、メディアが報じ始めるころには問題が深刻化しているのが常だ。特に現在小4の生徒を抱えるご家庭は、来年度からの小学英語に十分注目していたほうがよいと思う。

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