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2017年6月 2日 (金)

定期試験の季節

中学校の一学期中間試験が終わったばかりだが、6月に入るとすぐ高校生の定期試験が始まる。4月に高校生になったかつての中三生たちも、初めての定期試験に臨むことになる。例年、一回目の定期試験の結果を見て、あわてて教室に「また、通いたいんですが」と連絡してくる生徒があるのだが、今年はどうなるか。高校一年生は、部活が忙しくてなかなか時間が取れず、教室に通い始めても続かなくなることがよくある。なかなか難しいところだ。

6月下旬になると中学校の一学期期末試験。その前に中総体地区大会があるので、中学生も勉強より部活が優先となる。それはそれでいいのだが、中三生に限らず一学期の定期試験結果を見て思うような成績が出せていないときは、勉強の仕方や内容を見なおしてみたほうがいいと思う。

面談のときに家庭での学習時間を聞いてみると、受験生の中三生ですら一日一時間もやっていないということが、ざらにある。中には冬休み直前の時期でさえ、毎日の学習時間がほぼゼロというツワモノもいる。しかし、当たり前の話だが、やらないものには結果がついてこない。部活で忙しい中学生は、運動部の場合は特に、帰宅後ご飯を食べてぼーっとしているうちに眠くなり、あるいはラインのやり取りをしているうちに遅い時間になり、気がついたら何もしないで寝てしまうという日常があるのではないだろうか。

それに加えて、この何年か気になっているのが「勉強への動機づけの低下」である。岩手の胆江地区の話だけではないと思うが、盛岡以外の地区は、高校入試の倍率が極端に低い。軒並み定員割れである。1倍を越えるのはかろうじて普通科の進学校と、一部の実業高校のみ。こういう入試状況では、高校入試があるからという「動機づけ」がうまく働かない。中三になっても、ギリギリにならないと受験勉強に意識が向かない。

何度か繰り返した話になるが、やはり学ぶことそのものへの「動機づけ」が必要なのではないか。勉強する習慣は一朝一夕には身につかない。「習慣」なのだから、身につくまでは一定の期間が必要だ。しかし、一度身につけてしまえば、「何を」「どのように」「どれくらい」「いつまでに」やればいいのかということが、その後の機会にも利用できる。だから、早い時期に勉強する「習慣」を作ることができた人は、その後の勉強でもあまり苦労することなく進めることができるのだと思う。逆に、なかなか「習慣」にできていない人は、取っ掛かりのところで苦労する。何から始めたらいいのか分からない。どうやって継続していくのか方法がつかめない、などなど。

そういうことで言えば、定期試験の準備は範囲と目標がはっきりと定まるものだから、短い期間の中で「習慣」づくりのパターン練習ができるいい機会だと思う。この先長く続く生活の中で、学習することの「習慣」が身についているかいないかは、大きな違いになるはずだ。

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