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2015年3月17日 (火)

レッド・ガーランド

昨日の角田光代さんの『旅する本』ではないが、若いころの印象と年齢を重ねてからの印象には、違いがある。音楽についてもそれは同じだ。

レッド・ガーランドのピアノを、ホテルのラウンジ・ピアノみたいな軽い演奏だと若いころは思っていた。なぜポール・チェンバースやフィリー・ジョー・ジョーンズとともにマイルス・クインテットの"the rhythm section"を長らく務めていたのか、ピンとこなかった。

手許には「Groovy」「At the Prelude」の2枚のCDと、「Classic Albums」シリーズに入っている「Red Garland Eight Classic Albums」という、アルバム8枚分を4枚のCDに収録した輸入盤しか持っていないのだが、ある時その「Groovy」をBGMにかけて作業をしていた。何気なく聴いていたガーランドのピアノが突如として輝きはじめた。サックスプレーヤーでなくても、ワンフレーズの長さは基本的に息の長さではないかと勝手に思い込んでいるのだが、ガーランドの軽やかに転がっていくフレーズは「息が長い」。そのフレージングの華麗さとテクニックのすごさ。ラウンジ・ピアノのような軽い演奏という印象は、全く間違いだったと気がついた。

肩から力を抜いて超絶技巧の演奏を軽々とやってのけるという、侘び寂びの極致みたいなガーランドのすごさは、血気盛んな若いころにはよく分からなかったのだろう。いつまで聴いていても疲れない。だから、この頃は暇さえあればガーランドを聴いている。

ちなみに「Red Garland Eight Classic Albums」という輸入盤はお得だ。アマゾンで1250円。8で割るとアルバム1枚あたり150円ちょっとという驚異的な金額。CD1枚にアルバム2枚が入っているので、BGMとしてかけ流して聴くには最適な長さでもある。この「Classic Albums」のシリーズは、他のプレーヤーでも数多く揃っている。まとめて聴く機会のなかったプレーヤーを集中して聴いてみようというときに重宝する。以前は音質にバラツキがあり当たり外れが多かったようだが、最近のシリーズは特に問題はないようだ。

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