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2013年11月17日 (日)

引き続き福岡伸一さんにはまっています

福岡伸一さんの著作を立て続けに読んでいる。この前書いたときからさらに『できそこないの男たち』(光文社新書)を読み、現在『動的平衡』(木楽舎)に取りかかっている。その後『遺伝子はダメなあなたを愛してる』(朝日新聞出版)、『センス・オブ・ワンダーをさがして』(大和書房)、『ルリボシカミキリの青』(文芸春秋)が待っている。『センス・オブ・ワンダーを…』は阿川佐和子さんとの対談集。そういえば福岡伸一さんが何人かと対談した他の本もあったなあ。これもそのうち読もう。

なぜこのように福岡さんの本に、はまっているのか。おそらくそれは、「動的平衡」という考え方に表れているように、福岡さんが生命の本質を「流れ」としてとらえているからかもしれない。

分子生物学が注目を集めるようになり、脳科学がもてはやされるようになると、すべてはDNAで決まり、脳の働き方次第でわれわれの存在の仕方が決まるような錯覚がもたらされたが、生命は機械ではない。サイボーグのようにパーツを交換すればうまく動く、というような簡単な話ではないのだ。そういうことが福岡さんの本を読むと伝わってくる。

生命の本質は「流れ」である。それは必然的に「時間」というものに深く関連している。たえずタンパク質の分解と合成が身体の中で行われ、一定の時間が過ぎれば細胞がすっかり入れ替わるくらいの「別人」になっているはずなのに、私という存在は変わることなく私であり続ける。その変化は私には気付かない。けれどもそのような変化の「流れ」の中にしか生命は存在しない。

ヒトゲノムが解析され、脳科学が進んでも、人を成り立たせている一切の事象が解明できコントロールできるというわけではない。こういう考え方はなんだかホッとする。デジタルでなくアナログな感触がするからだろうか。

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