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2013年9月18日 (水)

全員不起訴…か・続き

東京電力福島第一原発の事故を巡って起こされた告訴・告発が、全員不起訴処分になったと先日取り上げた(こちら )。その後ビデオニュース・ドットコム でも詳細を報じていたので、再び取り上げて紹介したい。

まず、今回の告訴・告発は1万4000人を越える福島の被災者らが、東京電力の役員など33人の刑事責任を問おうとしたものである。今回の不起訴処分について、問題があるのではないかと思われるのは、以下の点であるという。

1 東京地検は、十分な捜査を行った結果嫌疑不十分で起訴にいたらないと強調しているが、「十分な捜査」の中身を問われると、「捜査内容は明らかにできない」としか答えない。

つまり、
   ①なぜ強制捜査が行われなかったのか
   ②現場検証は行われたのか
   ③何人の捜査員が投入されたのか
   ④何人の参考人から話を聞いたのか
   ⑤どのような専門家から意見を聞いたのか
などの質問には、一切答えなかったという。

2 福島地検に刑事告発されたが、処分決定の直前に東京地検に移送された。

これは、東京地検にも同様の刑事告発が行われていたため、東京地検で一括して処分を決定したとされている。しかし、福島の案件を東京に移送したのはなぜかという点に関して十分な説明がなされていない。「福島で検察審査会に申し立てされることを防ぐためだったとの批判が出るのは当然だろう」とビデオニュース・ドットコムは述べる。

確かに、福島で検察審査会に申し立てがなされた場合、審査会に選ばれるのは福島の人であろうから、起訴相当という議決が出るだろうと予想される。ならば東京で、と考えても不思議はない。

3 この案件を東京地検では公安部が担当している。

公安部というと、テロ組織などを捜査対象としているのではないかと思われるが、公安部が担当した理由を会見で質問しても、捜査の内容に関わることなので教えられない、との回答だったという。原発事故を扱う部署ではないだろう、どう考えても。

以上の点から、どうも最初から不起訴処分ありきの判断だったのではないかということが疑われる。詳細については、ビデオニュース・ドットコムのこちらの記事と動画をご覧下さい。

福島原発訴訟で不起訴処分 検察は本当に捜査を尽くしたのか

原発訴訟の不起訴処分に福島の市民が怒りを表明(こちらは少し長目です)

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