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2013年7月29日 (月)

あっという間に四週間

今月に入って二回目の記事だ。しばらく書いていないなあと思ったが、四週間も過ぎていた。何もしなくても時間だけは過ぎていく。

参院選の結果が出た直後に記事を書こうかとも思ったが、やめてしまった。衆院選同様、投票率が低かった。それもさることながら、自民大勝という選挙前の報道通りの結果に、いささか辟易していたからだ。

確かに、自民以外の選択をしようと考えたときに、野党の選択肢が無いと感じるのかもしれない。それゆえの棄権であろうし、自民大勝なのだろう。共産党が議席を伸ばしたというのも、選択肢の無いことの裏返しの現象だと思う。

内田樹氏をはじめとして多くの論者が述べるように、今回の参院選は、強固な内部組織をもつ政党が議席を獲得し、党内の不統一や基盤の弱さが見える政党は有権者の信頼を獲得できなかったということなのだろう。組織票を集められる自民・公明・共産の各党が議席を増やしたのは、当然なのかもしれない。

しかし、やはり違和感というか失望感は否めない。半年ばかりの短期的な景気浮揚策に喜んでその他の危うい政策、たとえば社会保障の縮小や集団的自衛権の行使などなどはほとんど問題にならなかったとしか思えない。目先の景気浮揚(回復という実感は大多数の人にとって無縁ではないかと思うが)に浮かれてしまうのは、朝三暮四のサルと同じような気もする。

対談集『愚民社会』(太田出版、2011年)が出版された後、対談者の宮台真司氏と大塚英志氏が「ニコ生論壇」にそろって出たことがあった。その時の話の中で、「日本には民主主義も成立していなければ近代社会も訪れていない」という指摘がなされていた。「古い民俗学の用語で語るべき前近代的な社会ではないか」、という。

こういう指摘を耳にすると、その通りだよなと感じてしまう分だけ、なんだかなあという脱力感も強い。結局、この国は何も変わらないまま進んでいくのか。そういう、どっと疲労感が押し寄せてくるような認識は体によくない。

それでも、家が存亡の危機に陥れば孝子が出てくるように、その国が危うくなれば何とかしようと動き出す若い人材が出てくるかもしれない。わずかに残るそのような期待を持ち続けた方がいいのだろう。

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