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2012年12月10日 (月)

投票に行こう

日曜日の夜から朝方にかけてまた雪が降った。積雪量は10cmくらいだろうか。今朝は晴れ間が見え、時折陽も射してくるので、屋根に積もった雪が大きな固まりに分かれて少しずつ滑り落ちていく。

見渡す限り一面の銀世界だ。「綿帽子をかぶったように」という言い方があるが、純白の雪が野や畑や田を覆い、家々の屋根に積もっている。十二月の初旬にこれくらい積雪がある年は久しぶりのような気がする。おそらく、今日の陽気で融けるのではないか。そう期待しているが、どうなることか。

師走に入り、総選挙の運動期間も半分過ぎた。教室の前の通りを選挙カーが時折通り過ぎる。昨日は日曜日だったが、思ったほど選挙運動の車は多くなかった。岩手は一つの選挙区が広いので、区内を回るだけで相当の距離を走らなければならないだろう。それもあってのことと思うけれど、地方選挙の時のようなやかましさはない。

この数日の気温同様、地方の経済は冷え切っている。自宅の近くに誘致企業の集中する工業団地がある。友人や知人や親戚の誰かが勤めている工場ばかりだ。そのいくつかの工場がリストラを始めた。ある大きな工場では百人単位のリストラを行った。私の従弟もその対象となり、会社を辞めた。住宅ローンは退職金で払えるそうだが、再就職先はなかなか見つからないらしい。五十代になると厳しいだろうなと思う。

地方経済が冷え切っているところに増税をしたらどうなるのか。誰が考えてもますます大変になることは明らかだろう。消費が落ち込みデフレ傾向から抜け出せないまま、雇用状況も上向かないのではないか。

新聞など大手マスコミの世論調査では、自民党が議席を大幅に回復するのではないかという見通しになるようだ。自公+民主の連立政権というあまり考えたくないシナリオが現実になるかもしれない。TPPの問題で民主党の一部が離党すれば、残った民主党の議員は自民党とどこが違うのか分からない人たちばかりだろう。そうなると先に挙げたパターンの連立はあり得る話となるそうだ。

大手マスコミの世論調査は、その調査方法の詳細が明示されていないので、どの時間帯に電話し、どの年代の回答者なのかよく分からない。だから、これは推測にしか過ぎないのだけれども、日中の時間に固定電話で調査に応じられるのは、どう考えても現役世代だとは思われない。おそらく投票率の高い高齢者層が中心だろう。投票率の低い若年層の動向が反映されているとは考えにくい。

しかし、その世論調査が大々的に自民党がリードと報じれば、おそらく投票者の大半を占める高齢者層は、あまり疑問を抱かず「やはり民主党に政権をまかせたのはまちがいだったと、みんな思っているんだな」ぐらいの印象で投票行動するのではないか。

問題は、若年層が有権者数でも高齢者層より少ないのに、投票率が低いためほとんど選挙結果に影響を与えていないことである。若者の雇用問題やこれからの社会保障の問題やさまざまな問題が自分たちにふりかかってくるのに、自分とは関わりのないことだと思っているのだろうか。関わりがない、政治には期待できない、誰がやっても同じと思っていても確実に法案は審議され国会を通過し、自分たちの生活を縛ることになる。

このままいけば消費税は2014年4月から8%、2015年10月から10%に上がる。すでに消費税法案が国会を通過している。10%の消費税を買い物で払うときになって「冗談じゃない」と騒いでも遅いのである。今回の総選挙は、増税の問題一つをとっても、国民が民意をはっきりと示さなければならない選挙である。増税の問題だけでなく、どの争点でもいい、自分の生活の問題としてよく考えて候補者の政策を吟味して選択したい。そして、三十代前半くらいまでの若い人たちには、棄権することなく投票所へ足を運んでもらいたいと思う。期日前投票も以前に比べると格段に手続きが簡略化されている。16日当日が都合悪くても期日前投票を活用して、投票すべきではないか。ちなみに私も、投票日は朝から中三生の補習なので、期日前投票の予定だ。

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