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2011年11月25日 (金)

ひさびさの雪

月曜の夜は久々の降雪だった。今の時期の雪だから、本格的に積もる雪ではないが、それでも一気に街を白く変えていく。教室の窓から奥州市水沢区の街並みを眺めていると、みるみる屋根が白くなり、最初のうちは黒く濡れているだけだった道路が白く覆われて見えなくなっていった。

教室に来る前にスタッドレスに履き替えていてよかった。しかし、そうは言っても久々の雪道であり、急ブレーキや急発進をするとタイヤをとられる。

いつもの通勤路を逆にたどり帰宅する。雪のせいか対向車も後から来る車も少ないのだが、あまり寂しい感じはしない。時々、世界の中に一人だけ取り残されたかのように感じられる夜がある。いつもと同じ帰宅路であるはずなのに、闇が深く降り、遠くの家並みの灯りも微かにしか見えない。たった一人、自分だけが車を走らせて闇の中を進んでいる。そんな錯覚にとらわれる時がある。

しかし、それは詰まるところ、自分の心持ちが反映しているだけなのだ。国語の教科書にも載っている魯迅の『故郷』の冒頭で「わたし」が二十年ぶりの故郷を目にしたときに目にした「鉛色の空の下、わびしい村々が、いささかの活気もなく、あちこちに横たわっていた」情景に「覚えず寂寥の感が胸に込み上げた」と感じたことと同じだ。

ワイパーで拭っても、後から後から雪片がフロントガラスにぶつかってくる。湿った重い雪だ。この時期に降る雪だから、みぞれに近い感じがする。教室の駐車場で、車に積もった雪をスノーブラシで払い落としたときにずしりと重い感触で、気温が上がればすぐに融けてしまう雪だと分かった。これがサラサラした軽く乾いた感じの粉雪に変わると本格的な積雪を覚悟しなければならない。

こういう日常の瑣末なことを書くのは何ヶ月ぶりのことだろう。気がつくと、今年もあとひと月ちょっとという時期になってしまった。あっという間だったように感じられてならない。

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