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2011年10月17日 (月)

待ち人来る・その7

一関の喫茶店「モリソン」は実にいい雰囲気の店である。こぢんまりとした店内には小さからず大きすぎずの音量で、モダンジャズが流れている。何度か金田先生に連れてきていただいたことがあるのだが、いつ来ても落ち着くところだ。

総勢十名の一行が店内になだれ込んだので、一気ににぎやかな雰囲気になった。二つのテーブルにわかれて座り、スピーカーから流れるジャズに身を任せ、強行軍だった一日の疲れを癒した。「モリソン」のコーヒーの美味しさは格別である。この店の名前を何かの折に耳にすると、美味しいコーヒーのことをいつも思い浮かべる。

ここでは、とよ爺先生や永田先生、西国原先生と音楽談義になる。どの話題の流れからだったか覚えていないが、金田先生もとよ爺先生も私もみな、団塊の世代の人間から説教されたり議論を吹っかけられたりしたという話になる。特に金田先生の、西荻窪の飲み屋に行くと必ず団塊の世代につかまって説教されたという話は初めて聞く話で面白かった。

「モリソン」で少し疲れが取れ、その後二晩目の宴席へと向かう。金田先生の案内で、ある居酒屋に入り、最初の晩と同様めいめい好きな席に着いた。今回は向かいが美川先生、右隣りがとよ爺先生、さらにその隣りが上野先生。上野先生の向かいが金田先生で、金田先生の隣りがGO先生、西国原先生という並び。レンタカーを宿泊先の駐車場に置きに行った永田先生と熊谷先生が後から到着し、ドラゴン先生は不参加となった。

朝から結構な距離を移動した疲れが出たのか、私は最初のうち何だか少しぼんやりしていた。一日運転していた金田先生は、もっとお疲れだったのではないかと思う。若い熊谷先生がかいがいしくお酒のお代わりを配ってくれたり、酒の肴の注文をしてくれている。またまた主客転倒である。本当に申し訳ないことをした。それにしてもよく気がつく人だ。細やかな所に目が届く。そしてすぐに動く。なかなかできることではないとつくづく感心した。

とよ爺先生と東日本大震災の被災地復興の話になる。話しているうちに、とても重要なことを指摘していただいていることに気付く。被災地からの声が上がっていないのではないか。沿岸部の子どもたちと内陸部の子どもたちの交流がなされるべきではないか。同じく大震災を経験した神戸からの教育支援の申し出を自治体が受け入れていないのはなぜなのか。どのお話も、地元にいる私たちには気がつかない視点だった。

美川先生や上野先生からももっとあれこれ話を伺いたかったし、GO先生ともいろいろお話がしてみたかったのだが、席を移動しにくい店だったこともあり十分にお話しできなかったのが残念である。

この日は、我々は一次会だけで失礼することにし、翌朝早い新幹線で帰る永田先生ともお別れの挨拶を交わす。またいつかお会いしたいものだとあらためて思った。

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