« 江戸的スローライフのすすめ・その28 | トップページ | After thirty years »

2010年12月 6日 (月)

眠りと夢・その13

久々に妙な夢を見た。明け方の夢であったが思わず目が覚めてしまい、一瞬現実なのか夢なのか区別がつかず、ぼんやりとしてしまった。

授業をしているのか、それとも全く仕事とは関係のない場面なのか、例によって唐突に始まったように思える部分からしか記憶がないのではっきりしない。高校生かあるいはもっと上くらいの若い人たちが数人目の前にいる。何の話をしていたのか、どういうやり取りがあったのかは分からないが、私が彼らに向かって話しているときに、彼らはこちらの言うことをほとんど聞いていなかった。

思わずカッとなってしまい、「人が真剣に話をしているときには真剣に聞け。いい加減に聞き流すんじゃない」と叱りとばしていた。その途端に目が覚めた。動悸が速くなっている。怒りの気持ちだけが宙に浮いてる。

そういえばこんなふうに怒ったり、叱りとばしたことが最近なかったなとぼんやりした頭で考える。日頃、家族以外の人間からは、温厚な人物で滅多に怒らないように見られることが多い。しかし実際の私は短気である。家族はよく知っているが、私は肚を立てやすい。しかもどうでもいいような、ささいな事に対して肚が立つことが多いので、私自身内心、「これでは『小言幸兵衛』じゃないか」と思っている。

夢の中で若い人たちに向かって言っていた科白には心当たりがある。たぶん宮台真司氏の『日本の難点』の中に引用されていた重松清さんの小説の登場人物が言った言葉とほぼ同じだ。全身全霊をこめて叱っている場面だったはずだが、原文を読んでいないので確かではない。

単なる怒りはそのときの感情を吐き出しているにすぎないが、叱ることは別である。叱ることによって相手にあるメッセージを伝えることを目的としている。だから叱り方は難しい。一方的に感情をまき散らすだけの怒りの方が当方にとってはスッキリする。

最近真剣に叱る機会がほとんどなくなってしまった。年を取ってこちらも体力や気力が落ちていることもあるのだが、生徒が平均的に「よい子」になってしまったということもある。特に塾に通ってくるような生徒は、基本的に素直な生徒が多い。そういうことでは非現実的な夢なのだが、どこかに全身全霊で叱ることへの郷愁みたいなものがあるから、こんな夢を見たりするのだろうか。

にほんブログ村 教育ブログ 塾・予備校教育へ 教育ブログ 塾・予備校教育

人気ブログランキングへ 人気ブログランキング(教育・学校)

|

« 江戸的スローライフのすすめ・その28 | トップページ | After thirty years »

眠りと夢」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 眠りと夢・その13:

« 江戸的スローライフのすすめ・その28 | トップページ | After thirty years »