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2010年11月 1日 (月)

読書週間なのに・その3

読書週間であるのをよいことに、お手軽な読書ネタで今日も記事を埋めていく。

あまり手を伸ばしたことがなかったのだが、日本の作品でも世界の作品でも、文学全集というのはよくできていると思う。代表的な作家の代表的な作品を収録しているわけだから、全巻を通読すればそれなりに得られるものも多いはずだ。しかし、なかなか文学全集を通読したという方にお目にかからない。

どうも文学全集というと書棚に飾っておく装飾品のような役割しか果たしておらず、あまり読まれていないのではないかという気がしてならない。

もちろん、作家の読書体験を綴った文章などで、自宅にあった○○全集を片端から読みあさり、それで満足できずいろいろな本を読むようになっていった、などという話がないわけではない。かつてはそういう読書体験があり得たのかもしれないが、最近では文学全集はおろか、場所を取るから本を買わないという人もいるくらいだから、ほとんど考えられなくなっている。

しかし、それでも文学全集はよくできていると思う。個人的な趣味ではなく編集委員たちの検討を経た選択だから、偏食ぎみの読書体験しかしてこなかった人間にはバランスの取れた栄養食のように見えてくる。

標準形、ということかもしれない。小説とはどういうものかという問いに対して、文学全集は、これがその見本ですといって見事な作品群を並べて示すことができる。実は名前だけは知っているものの読んでいない作家や作品も多いことに気付く。

今の時代に文学全集というのも時代錯誤的な気がしないわけでもないが、そうそう捨てたものではないという気がする。

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