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2010年11月10日 (水)

読書週間は終わったけれど

今年は例年にくらべて本を読んでいないような気がする。いや、気がするではなく、実際に読んでいない。もう一年以上も「読書メモ」の記事を書いていないことからも分かるように、月単位ではメモに残すほどの冊数を読んでいないのだ。

ディケンズの『荒涼館』は、相変わらず読みかけでなかなか進まない。なんとか年内には読み終えたいとは思っている。それ以外に今年は何を読んできたのだろう。

その時々に記事にしたものでは、村上春樹氏がジャズの名盤を紹介しながら綴った『ポートレイト・イン・ジャズ』(新潮文庫)(こちら)。南部藩を脱藩し新撰組に入った吉村貫一郎を主人公にした浅田次郎氏の『壬生義士伝』(文春文庫)(こちら )。ワールドカップ南アフリカ大会の直前に読んでいた杉山茂樹氏のサッカー戦術論『4-2-3-1』(光文社新書)(こちら )などだろうか。これらについてはそれぞれの記事をお読みいただければと思う。

さて、それ以外に何を読んだのだろう。まず思い出せるのが宮台真司氏の『日本の難点』(幻冬舎新書)。この新書はかなり面白かった。タイトルからも分かるように『日本の論点』をもじっているのだが、『日本の論点』とは違って一人の社会学者があらゆる問題を串刺しにするように論じ尽くした好著だと思う。格差社会、グローバリゼーション、教育の問題などなどを考える上で有効な視点が提供されている。

それから次が山本七平氏の『「空気」の研究』(文春文庫)。これもまた面白い内容だった。なぜ日本では同調圧力が起きやすいのか。「空気」に対抗するためにはどうすればいいのか。まったく古くなっていない問題をさばいていく山本氏の論理が小気味よい一冊だった。かねてから名前だけ耳にしていて読んでいなかった一冊でもあり、読み終えたことで一応すっきりもした。

桜井章一氏の『負けない技術』『手離す技術』(講談社+α新書)も、いつもながら面白かった。この新書のシリーズは『人を見抜く技術』も含めて三冊読んだことになる。桜井氏の本で最初に読んだのは『最強の言葉』(ゴマブックス)という一冊だった。ビジネス書のコーナーに平積みにされていて、なにげなく手にとって頁をめくり始めたら動けなくなった。実に分かりやすい言葉で書かれているのに奥が深い。後頭部を一発ぶんなぐられたような衝撃だった。以来、機会があるたびに手を伸ばすようにしているのだが、プロの雀士として何年も勝負の世界に生きてきた氏の言葉には、計り知れない重みが感じられる。

ちなみに動画サイトに行くと桜井氏の雀士としてのテクニックを紹介した映像も見かけるが、あれもすごい。「雀鬼」と異名をとるだけのことはあると思う。

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