« 井上ひさし『吉里吉里人』(新潮社) | トップページ | 今日も元気だ煙草が… »

2010年5月23日 (日)

眠りと夢・その9

中学時代からの友人が久々に夢に現れた。亡くなってだいぶ時間が経つのだが、ときどき思い出したように夢に出てくる。

今回は何やら一緒に仕事をしている。あるいは何かの企画を相談しているようでもあるが、いずことも分からない場所の一室にいる。部屋の中は明るい。外の光がよく入る、こざっぱりした事務室という趣の部屋だ。

中央部に四つほど寄せてあるスチールデスクの上に、友人は何やら図面を広げる。相変わらずプカプカ煙草が途切れない。おいおい、この部屋は禁煙じゃあないのかと声を掛けると、そうだっけととぼけた様子。何の企画でそこにいるのか、あるいは何かの仕事の準備なのか不明なまま雑談を続ける。その中味はほとんど覚えていない。

おい、また腹が出てきたみたいだな?そう話しかけると、お腹をさすりながら、ああ、なかなか痩せなくてね、と友人が答える。窓の外はハレーションを起こしたように白茶けて様子がよく分からない。ただ、部屋の中は明るい。寒くもなく暑くもなく、適度な室温だ。妙に居心地がいい。

友人は笑いながらしきりに何か話しかけてくる。残念ながら、何を言っていたのか覚えていない。何かを忠告してくれているようにも感じた。ただし、いつもの調子で冗談めかして言っているので笑いながらの話になっているようだ。何だか分からないが、私はその忠告をありがたく受け取る。

友人が煙の出ている煙草を手にしたまま、窓際に歩み寄る。ハレーションが起きる。友人の姿が白茶けた光の中に見えなくなる。そこで夢が途切れて目が醒めた。

元気だったころ、不意にやってきて世間話をして帰っていったことが何度かあったが、なんだかあのころのことのように錯覚してしまった。

にほんブログ村 教育ブログ 塾・予備校教育へ 教育ブログ 塾・予備校教育

人気ブログランキングへ 人気ブログランキング(教育・学校)

|

« 井上ひさし『吉里吉里人』(新潮社) | トップページ | 今日も元気だ煙草が… »

眠りと夢」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 眠りと夢・その9:

« 井上ひさし『吉里吉里人』(新潮社) | トップページ | 今日も元気だ煙草が… »