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2010年5月16日 (日)

今日の「オチビサン」

朝日新聞の日曜版「生活」面に、安野モヨコさんの描く「オチビサン」という漫画が連載されていると以前記事(こちら) にしたことがある。

毎週、日曜の朝にこの連載漫画を読むとホッとする。前の週が自分にとってどれほどひどい週であっても、「ま、いいか」という気持ちになれる。精神衛生上きわめてありがたい。

今日の「オチビサン」もいい話だ。オチビサンと友だちの「ナゼニ」という黒いプードル?のような二人しか登場しないが、その分だけ二人の会話のやりとりが深い。

「ナゼニ」はオチビサンの家に生えている草が何だろうと思い、植物図鑑で調べる。「裏葉草(ウラハグサ)」別名「風知草(フウチソウ)」、学名Hakonechloamacra「箱根産の草」という意味、日本特産のイネ科の植物。読み上げた後に「ナゼニ」は「知ってたかい?」と訊ねる。

オチビサンは知らなかったと答える。「でも、」とオチビサンの科白が続く。「毎年 春には芽を出して ぐんぐん伸び」「夏は風になびいて見た目に涼しく」「秋は 夕陽を映して 黄金色に輝き」「冬は虫たちのあたたかな寝床になるって」ここまでが4コマ目に納まり、最後のコマの「オチビは知ってるよ」へつながる。

オチビサンと並んで草の上に腰を下ろした「ナゼニ」は「うん… それだけ知ってりゃ じゅうぶんだね」と答え、二人で青い空を見上げる。

そうだ、それだけ知ってりゃ十分だ。と私も思う。本当に大事なのは、瑣末な「知識」として知っていることではなく、「本質」を知っているかどうかということ。そしてそれを自分の言葉で伝えられるということ。青い空を見上げている二人の視線が同じ方を向いているのもいい。

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