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2010年4月28日 (水)

知らぬが仏なのか・その2

このところビデオニュース・ドットコム 関連で、TBSのラジオ番組「dig」火曜日の神保哲生氏の放送をネットで聴いている。「聴いている」と書いたが正確にはUSTREAMにアップされる動画配信を見ている。(こちら

先日は「事業仕訳」、昨夜は「普天間問題」を取り上げて1時間半くらいの番組を流していた。USTREAMでラジオ番組と同時に動画を配信し、ラジオでは流れないスタジオ内の会話もすべてネット中継される。中継後はいつでも動画が見られる状態になっている。

毎回ゲストも多く、「事業仕訳」では枝野大臣が最初の20分ほど同席し、その後民主党議員や自民党議員、杉並区長がゲストに加わり事業仕訳についての深い議論が続く。杉並区長の山田氏の話は興味深く、「パーキンソンの法則」の話にはなるほどと思ってしまった。

イギリスの学者の唱えた法則で、「役人が増えれば、余計な仕事が増え税金も増える。役人が減れば、余計な仕事が減り税金も減る」というもの。役人が減ると一人あたりの仕事量が増えるので、自然に無駄な仕事は民間や他の部門にゆだねるようになって仕事が減り、その結果無駄な支出が減るため税額を下げられるという理屈のようだ。

「普天間問題」についてもジャーナリストの上杉隆氏や社会学者の宮台真司氏をゲストに迎え、普天間問題の本質が何か、非常に深いレベルの議論を聴くことができた。普天間問題については、神保氏と宮台氏が主宰しているビデオニュース・ドットコムの沖縄特集で大枠が分かってきたので、すんなりと理解できる話が多かった。

どちらの問題にしても、新聞やテレビだけでは本質的な問題が分からない。たとえばテレビの討論番組や解説番組は時間の制約があるため、本質的な議論に入る前に時間が無くなり、視聴者には小間切れの情報しか伝わらない。問題の本質が何か伝わらない代わりに、「気分」や「感情」だけが増幅される。分かりやすい部分の情報しか出てこないため、判断する材料が足りず、何となくいい悪いの感触しか残らない。これでは思考停止である。

ある問題についての深い情報が既成のメディアには不足している。ネットで情報を探せばさまざまな情報がかなりの深度で解説されている。そういう情報を既成メディアの情報と比較しながら見ていくと、報道の偏りとか感情的な議論のおかしさに気がつくのではないかと思う。

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