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2010年4月11日 (日)

「ほぼ日」はおもしろい

ずいぶん以前になるが、ちびやまめさん に紹介されて糸井重里さんの「ほぼ日刊イトイ新聞」 を見てみたことがある。おもしろいことをやっているなあと思ったのだが、そのころはときどきしか訪れなかった。

つい最近、糸井さんが今から十年ほど前に書いた『インターネット的』(PHP新書)を読んでいたら、「ほぼ日」が生まれるきっかけが載っていて興味深く感じ、久々にサイトを訪問してみると実におもしろい文章が多かった。

特に吉本隆明さんとの対談や、社会学者の山岸俊男さんとの対談は興味深い内容だった。八十歳を越えた吉本隆明さんが健在であるというのも驚きだったが、糸井さんとの対談でいろいろなものがその知の引き出しから引っぱり出されてくる様子がおもしろかった。

社会学者の山岸俊男さんが著した『安心社会から信頼社会へ』(中公新書)という本が、「ほぼ日」の母であり、梅棹忠夫さんの『文明の情報学』が父である、と糸井さんは『インターネット的』の中で述べている。この山岸さんの考え方がまたおもしろい。乱暴な言い方だが、簡単に言うと「正直が最大の戦略である」という結論を社会学的実験を通じて引き出したということなのである。詳しくは「ほぼ日」の対談や山岸さんの本を参照していただきたいが、非常におもしろい考え方である。

「ほぼ日刊」としながら、実際は毎日休まず更新されているところもすごい。「今日のダーリン」というタイトルで冒頭のページに載る糸井さんのエッセイ(のようなもの)も、同様に毎日休まず書かれているということになる。もう12年目なのだそうだ。

P・F・ドラッカーの著作をほとんど翻訳されている上田惇生さんとの対談も、ふーんそうなんだという感じで、今度『ドラッカー入門』(ダイヤモンド社)という上田さんの本を読んでみようかなという気持ちになった。

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コメント

12年間毎日は凄いですよね。
二年半書き続けてきて、僕はもう限界に近づいてきていて、ネタ切れ状態です。充電期間が欲しいような気がするわけですが、ついつい習慣化した更新のため駄文を書いてしまう今日この頃です。
今年のような暇な日々は、充電期間だと思うのですが、いつもながらの雑用に追い回され、やはりテンヤワンヤの毎日です。
昨日は水稲の種まきでした。いくら起こしても起きてこない長男を尻目に、老体に鞭打って女房と次男とそして口うるさいお年寄り(・・笑い)で無事種まきを終了しました。
もうすぐ小林先生の息子さんも修学旅行ですよね。僕は種まきの手伝い代として、息子から高額の小遣いを要求されそうです。


【学び舎主人】
金田先生、コメントありがとうございます。
うちは爺さん、婆さんたちがおかげさまで両方とも健在ですので、私はほとんど何も出さずに済みそうです。

この時期は暇なようで忙しいですね。もう水稲の種まきですか、季節が巡っているという感じがします。今日は雨が冷たくて寒かったですが、もう少しすれば春らしくなるんでしょうね。

投稿: かねごん | 2010年4月12日 (月) 08時48分

連続コメント失礼します。

「インターネット的」は購入した記憶がありますが、どこにいったのやら・・・。

「ほぼ日」は癒し系でイイですね。
飲み物で言えば体に優しい野菜ジュースみたいな感じがします。
「じゅんの恩返し」や「みうらじゅんに訊け」シリーズも個人的には好きです。
コンテンツの中では異質な感じもしますが。(笑)


【学び舎主人】
コメントありがとうございます。
今日月曜におじゃまするつもりでしたが、雑用が重なり行けませんでした。そのうちふらっと顔を出します。

みうらじゅんさんのシリーズはまだ読んでいません。おもしろそうだなあ。糸井さんも還暦を過ぎたと思うのですが、年齢不詳のひとですね。

投稿: ちびやまめ | 2010年4月12日 (月) 17時28分

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