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2009年12月 9日 (水)

風貌

Jリーグの年間最優秀選手に、鹿島アントラーズの小笠原満男選手が選ばれた。三連覇した鹿島のキャプテンとしての統率力が高く評価されたということらしい。

小笠原選手は岩手の盛岡出身である。齋藤重信監督のいる高校でサッカーをするため、地元の盛岡ではなく大船渡高校に進学した。高校卒業と同時に鹿島に入団し、同期には本山雅志、中田浩二や曽ヶ端準といった選手がいる。

小笠原選手の鹿島入団当時の顔を覚えているだろうか。どこか遠慮がちで控え目な印象だった。いつからだろうか、ある頃から強い闘志を感じさせる顔に変わった。ふてぶてしいとさえ思えるような強さが見られるようになり、正直驚いた。プレーにもそれが出てきたように感じた。ボールをキープしたり、奪いに行くときの気迫が以前とまったく違う。

年間MVP授賞式の映像でも、風格が出てきたなあと感慨深かった。小笠原選手は普段は口数が少ないようだ。しかし、自己主張は強く、勝つことへの執着も人一倍強いと聞く。岡田監督が代表に呼ばないのは、小笠原選手を控えにして使わなかったときの周囲への悪影響を懸念しているからだという記事も見かけた。

30歳の小笠原選手が現役で活躍できる期間はこれからそう長くないだろう。サッカー選手は他のスポーツにくらべて現役選手として仕事できる期間が短い。三浦選手や中山選手のように生涯現役にこだわる選手もいないわけではないが、40代まで現役でできる人はほんの一握りだろう。小笠原選手がその経験と精神面の強さを日本代表でもう一度発揮する機会はだんだん遠のいていくように思う。

日本代表の世代交替を考えると確かに若い有望な選手を多く起用することも大事であろう。しかし、W杯の1次リーグの対戦相手を考えると、こういう厳しいリーグの時こそベテランの経験と精神的なタフさがものを言うのではないかと思う。劣勢の時ほど味方を鼓舞する小笠原選手の闘志が光るという気がするのだが。

無愛想とも思えるふてぶてしさを身につけた小笠原選手が日本代表として復帰することを心から願っている。

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