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2009年11月12日 (木)

こころなりけり

大験セミナーの金田先生が「人智学」にふれて書かれた文章が心にしみた。(もとの記事はこちら

人がこの時代、この国、この地域、特定の家庭に生まれてくるのは偶然ではない。それぞれの学びの目的があり、生まれてくる。

人間の幸、不幸はある種の宗教が言うような前世のカルマや因果によるものではなく、人間の深層イメージによるものであって、いつでも変えられる。言葉や想像力が一番大切なものである。

人間のエネルギーの根源をなすものは感謝であり、感謝から生まれる行動力である。

私は子どもたちの指導において上記のことを常に念頭に入れている。思いや常日頃発する言葉は、人の運命さえ左右するものだと考えている。

「言葉や想像力が一番大切なものである。」「人間のエネルギーの根源をなすものは感謝であり、感謝から生まれる行動力である。」という文と、それに続く「思いや常日頃発する言葉は、人の運命さえ左右するものだと考えている。」という一文に、あれこれと迷うことの多い私は勇気をいただいた。

金田先生が述べられたように日頃の言葉や想像力、その底に潜んでいる深層のイメージがその人の行動を左右するのであろうし、幸、不幸を生み出してもいるのだろう。仏説に言う「因果応報」という言葉も、そうとらえた方が分かりやすいのではないかと思う。起因となるものは人の心の奥深くにあるのであり、それが具体的な個々の言葉や行動となる。それゆえその具体的な言葉や行動のもたらす結果もまた、すべては深層のイメージから生まれたものだと理解すべきなのだろう。

人は思うようにものごとが進まないと他の人のせいにしたり、置かれている環境や状況のせいにしたくなる。しかし、すべての起因が自分の中の深層のイメージにあると認識できれば、今置かれている状況が自分にとって持つ意味を変えていくことができる。幸、不幸というものは「客観的」なものではない。あくまでも自分の「主観的」なものだ。他から見てどれほど恵まれていても、当人の心が不平不満の塊では不幸だとしか感じられないだろう。逆にさぞ困っているのではないかと心配したくなるような状況にいながら、満ち足りた心で楽しく日々を送っている人もいる。

自分の「思い」と「言葉」をもう一度振り返り、生徒の前に立つときに身を引き締めなければとつくづく思う。ずいぶん「言葉」と「思い」をないがしろにしてきたような気がしてならない。

金田先生、大事な気づきのきっかけをいただき、ありがとうございます。

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コメント

僕も、金田先生がお話になる、こうした「深い部分」に共感させられます。

それはまさに小林先生が感じ取られているような「言葉」や「思い」という大切な部分なのだろうなと思います。

お二人の意見交換が、僕自身も勉強になります。ありがとうございます。


【学び舎主人】
本田先生、コメントありがとうございます。
いつも先生のブログにも心励まされています。直接お目にかかったことはないのに、遠い地で多くの子どもたちの力になっている方がいるということが、とてつもない刺激になっています。

今回の「こころなりけり」も、本田先生のいらっしゃる長州の高杉晋作の言葉からいただきました。

新たな「修行」が始まろうとしていますので、心が折れないように走り続けていきたいと思っています。

投稿: mr.honda(本田篤嗣) | 2009年11月12日 (木) 19時11分

いつもながら記事を紹介いただき恐縮です。生意気なことを書いてしまって冷や汗ものですが、私の偽らない経営哲学であり指導哲学であります。
こんな時代だからこそ共感いただけるご父兄も多いのかと思っています。
「幸、不幸というものは「客観的」なものではない。あくまでも自分の「主観的」なものだ。他から見てどれほど恵まれていても、当人の心が不平不満の塊では不幸だとしか感じられないだろう。」
小林先生の消化力に脱帽です。私こそ教わりました。


【学び舎主人】
あらためて感謝申し上げます。正直なところ、このひと月ばかり袋小路に入り込んだように自分の迷いの中でウロウロしておりました。

「言葉」の持つ力というものをつくづく実感させていただきました。時に人を傷つけもする同じ「言葉」が、一方では誰かを励ましたり勇気づけたりするという基本的なことを忘れていたように思います。大事なことはとてもシンプルなものなのだいうことですね。

寒くなりますし、インフルエンザの流行もいっこうに衰える気配がありませんのでお体大切になさってください。では、また。

投稿: かねごん | 2009年11月12日 (木) 12時35分

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