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2009年7月29日 (水)

あれから40年

アポロ11号が月面着陸を果たしてから40年になるという。

1969年7月20日(日本時間では7月21日)、アームストロング船長とオルドリン飛行士の二人が人類として初めて月面に降り立った。私は小学生だった。たしか月着陸の瞬間は小学校の教室のテレビで見たように思う。日本時間の午前11時56分にアームストロング船長が月面に歴史的一歩を記し、有名なセリフを述べる。

これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である。
That's one small step for [a] man, one giant leap for mankind.

あれから40年。国際宇宙ステーションに日本人飛行士、若田光一さんが長期滞在し7月末には地球に帰還するという。これもその頃には想像できなかったことの一つだろう。

アポロ11号の月面着陸後、人類が他の惑星を目指す動きはピークを超えてしまったように沈静化していく。一つには冷戦構造のなかでソ連との競争に勝ったという達成感。もう一つには、有人ロケットによる他の惑星探査にはあまりに時間がかかり、危険性が高く莫大な費用を要するという点。こういったことから惑星探査は無人探査機が主となり、有人の宇宙飛行はスペースシャトルが中心となっていく。

宇宙競争がよくも悪しくも冷戦のたまものだったとは。小学生だった私は、単純に人類が月に一歩を記したことに興奮していた。1970年の大阪万博には、たしか月から持ち帰られた石がアメリカ館に展示されたはず。それほど日本中が、いや世界中が沸き返っていたように思う。私たちの年代にSF好きが多いのはもしかするとアポロ計画、特にアポロ11号の月面着陸が大きく影響しているのかもしれない。

スタンリー・キューブリックの「2001年宇宙の旅」は、木星探査に出かけた宇宙飛行士たちがHAL 9000という人工知能(コンピュータ)の叛乱によりボーマン船長を除いて殺害されてしまうという映画だった。生き残ったボーマンはHALの思考回路を停止するが、探査の真の目的が「モノリス」との遭遇だったことを知る。SF映画の古典的名作である。アーサー・C・クラークとの共作で、クラークは小説版の「2001年…」を書いている。

この「2001年…」に描かれたような木星探査の旅に現実味があったのも、アポロ計画が進行中だったからなのだろう。映画のアメリカでの公開は1968年4月6日である。アポロ11号の月着陸の1年前のことだ。この映画は、てっきり月着陸成功後に作られたものとばかり思っていた。しかも1970年代だろうと思っていたが、実はアポロ11号の前に制作されていたのか。

それにしても、あれからもう40年か。満月を見てももうあそこに人類が降り立ったのだと思うようなこともなくなった。40年経ったというニュースを見て、それほどの時間が過ぎてしまったのかという感慨の方が強い。

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