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2009年6月26日 (金)

20世紀的スターの死

今朝のニュースで驚いた。マイケル・ジャクソンが亡くなったという。どういう事情で亡くなったのか詳しい状況は伝わらないが、朝一番の驚きだった。

50歳だという。1958年8月29日生まれだそうだから、同学年だ。彼がジャクソン5のボーカルだった頃からその声は耳になじんでいる。特に2ndソロアルバム「ベンのテーマ」のタイトルナンバーを歌うマイケルの声は印象に残る。

その後のマイケル・ジャクソンの成功は、ここであらためて取り上げるまでもないだろう。「スリラー」などは全世界で1億枚以上のセールスだという。1億枚である。数百万枚の話ではない。

数々のショービジネス上の成功と富を若くして手に入れながら、スキャンダラスな話題にも事欠かなかった。虚実取り混ぜてマイケル・ジャクソンを巡る噂というのはいつも存在していた。

あまりにも実像から離れすぎてしまった虚像が一人歩きし、実像は置いていかれてしまう。周囲の人間も光源に群がる虫のごとく、種種雑多な人間がさまざまな思惑から彼に近づき離れていったことだろう。その中でマイケル・ジャクソンには社会からも、周囲の人間たちからも孤立してしまった孤独の影がある時期から濃くなっていったように思う。

典型的な20世紀的スーパースターの死だと思う。マリリン・モンローやエルビス・プレスリーと同じように、富と名声の全てを手にしながら、決して幸福とは言えない孤独の影がぬぐえない晩年の突然の死。あるいは富と名声の全てを手にしてしまったが故の不幸な死、と言う方が正確かもしれない。

U2のボノやブームタウン・ラッツのボブ・ゲルドフが、アフリカの貧困問題に目を向けて1985年に世界規模の「ライブ・エイド」のコンサートを開いたように、社会的活動という選択肢もあったと思うのだが。自己の世界の中から外へと開いていけなかったスーパースターの悲劇ということになるのだろうか。

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