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2009年5月18日 (月)

新聞記事に見える明日

経済危機が叫ばれ、県内の工場も閉鎖や一時帰休の話題ばかりで、明るい希望の持てる話が少ない。

その中で数日前の新聞で見かけた記事が目を引いた。一つはバイオエタノール実用化に向けた県の取り組みを伝える記事である。

 クリーンエネルギーとして期待されるガソリン代替燃料のバイオエタノールの実用化を目指し、県は十四日、奥州市胆沢区で超多収米現地実証圃の田植えを行った。実用化に不可欠な原料用米の超低コスト生産に向けた二年目の取り組み。最大目標の十アール当たり八百キロの収穫を目指して栽培実証を進める。

 県が二十年度から三カ年計画で取り組む、「いわてバイオエネルギー利活用促進事業」の一環。同区小山の菅原千秋さん方の実証圃(広さ四十二アール)で、県オリジナル品種「つぶゆたか」(旧岩南29号)を田植機で移植した。
 同品種は非食用で寒さや病害虫に強く、倒伏しにくい特徴を持つ。(中略)隣接圃場に作付けした初年度は、地力に合わせて三回追肥したが、収穫はひとめぼれの約1.2倍に当たる同五百八十九キロだった。
(岩手日日新聞 2009.5.15)

文中最後の「ひとめぼれ」は岩手でよく栽培されている米の銘柄。県の予定では茎葉からエタノールを生産することを考えているようだ。同じような試みは秋田県で早くから進められていて、今年度は本格的なバイオエタノールの生産に入るという話を耳にしたことがある。岩手でもやればいいのに、と思っていたのだが、取り組み始めたわけだ。

休耕田の活用にもなるだろうし、米ではなくバイオエタノールのための稲の栽培となれば原料としての稲になるわけだから、これまでの米作りとはまったく異なる角度から稲の生産に取り組めるのではないだろうか。

もう一つは、北上高地が「国際リニアコライダー(ILC)」の国内有力候補に挙げられているということに関連した記事。

 宇宙誕生の謎を解き明かす研究施設として世界に一カ所だけ建設される国際リニアコライダー(ILC)で本県の北上高地が国内有力候補地に挙げられる中、奥州市で六月六日、国際経済政策調査会主催の第五十七回加速器科学研究会が開催される。建設されれば研究都市構築や莫大な経済効果が見込まれるだけに、関係者の関心は非常に高い。(中略)
 ILCは光速の電子と陽電子を衝突させたときに発生する現象を観測し、質量の起源や宇宙誕生の謎を解明するための研究施設。最先端技術の研究開発や新産業創出の可能性も秘めており、国内外の素粒子物理研究者から注目を集めている。
 建設には強固な岩盤に覆われた三十一~五十キロの直線トンネルが必要となるため、奥州市や一関市を含む「北上高地」は国内有力候補地の一つに挙げられている。
(岩手日日 2009.5.16)

これはまた想像を超えた話だ。仮に世界に一カ所だけの施設が出来たとすると、確かに経済効果は大きいだろう。企業誘致などよりはるかに期待が持てるのかもしれない。

どうなっていくのかは分からないが、少なくとも明るい見通しが生まれるような話である。

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