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2009年2月 2日 (月)

自分を信じる力

公立高校の入試まであとひと月ほどになりました。昨日から毎年恒例の入試問題研究を始めました。これから6週ほどは日曜日も授業です。

いつもこの時期になると生徒たちに伝え、自分自身もあらためて確認することがあります。それは残り1ヶ月の時期に来ると、受験技術や解法テクニックより気持ちの持ち方の方が大事なのではないかということです。

不安に押しつぶされそうになってどうしよう、どうしようと気の毒なくらいあせっている様子の生徒がいるかと思えば、いつもと何も変わらず平気な生徒もいます。不安な気持ちを抱えている生徒は、これまでの実力試験の結果が合格ラインに達していないことが一番の原因になっているようです。

昨日生徒たちにこんな話をしました。

マリナーズのイチローはなぜメジャーで毎年二百本安打が打てるんだろう?打撃の天才だから?でも、イチローが高校を卒業してドラフトのとき何位でオリックスに指名されたか知ってる?実は4位なんだよ。これはちょっと意外だった。あのイチローでさえ1位指名じゃなかったんだ。ということはイチローより評価の高かった選手がいっぱいいたわけだよね。それなのにイチローだけがメジャーで毎年二百本安打を打てるのはどうしてなんだろう?
たぶんそれはイチローが毎年シーズンが始まるときに二百本打つと決めたからじゃないかと思うんだ。打ちたいとか打てればいいなあ、じゃなくて今年は(あるいは今年も)二百本打つと心に決めたからなんだと思う。そして自分には打つ力があると信じ、実現するために何をすればいいかいつも考えて行動しているからじゃないだろうか。自主トレで何をすればいいか、キャンプ中は何が課題か、シーズン中はスランプ気味のときにどうすればいいかというように心に決めた二百本を実現することだけに意識を向けていると思うんだ。
過去の結果がどうであれ君たちは今行動すれば手が届くところにいるのだから、だれが何を言おうと自分を信じていこう。自分が自分のことを信じなくて他のだれが信じてくれる。最後まであきらめず、「私には合格する力がある」という信念を持とう。

さてどれくらい通じたか分かりませんが、程度の差はあってもなにがしかそれぞれの中に届くものはあっただろうと思っています。そう思わなければこういう当たり前のような話をあらためて生徒に伝えたりしません。不安や迷いの方へ傾いていきそうな意識を、どうしたら合格できるか、何をすれば少しでも合格に近づくかという方向へ切り替えることができるようにアドバイスや励ましていくことがこの時期に一番大事なことなのではないかと思います。

冬休み前に実施した塾の三者面談のときに、ある親御さんが「せっかく本人が頑張っているんですからできるだけ応援したいと思いますし、合格できると信じてやりたいと思います」と話されていたのを思い出しました。その時は何げなく聞き流してしまいましたが、子どもにとって何よりの励ましになっているんだろうなと思います。尻を叩いて追い立てることも時には必要でしょうが、残りひと月のこれからは本人も周りも「信じること」がなによりではないかという気がします。

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