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2008年4月24日 (木)

花撮る男

デジタルカメラを片手にあちらこちらと撮影している方は、どこにでも見かけるようになりましたが、ここ何日か同じような光景に遭遇しました。いずれも住まいのある北上市から教室がある奥州市水沢区に向かう車の中から見かけたものです。

まず最初は自宅付近の神社前を通ったときのこと。
道路脇に排気量の大きそうなバイク(映画「イージーライダー」に出てきそうな、という喩えは古いか)が停まっていました。クロームシルバーとでもいうんでしょうか、タンクの銀色とシートの黒がコントラストになっていて、いいバイクだなあと目がいったのですが、その反対側でデジカメを片手にした、アンガールズの田中さんみたいな細身のお兄さんが、熱心に神社の敷地にあるしだれ桜を撮っていました。濃い桃色の花が道路際に咲き誇り、たしかにきれいなのですが、バイクから想像していたイメージと本人の姿とのギャップが大きかったことも加わり、何だか心和んでしまいました。履いていたライダーブーツから、あ、この人がバイクの主だと思ったのですが、たぶんそうだろうと思います。

次は同じ日だったか、あるいはその次の日だったか、やはり奥州市の教室に向かう途中のこと。北上市から奥州市江刺区経由で水沢区に向かうと、東北新幹線と平行している道路を通ります。その新幹線の高架下に北上方向から見て左側になりますが、竹林がひとかたまりあり、その竹林を取り囲むように菜の花が一面に咲いている一画があります。毎年、この時期になると一面の黄色が目に飛び込んでくるので、運転していても楽しい箇所です。で、その一面の菜の花の中で、これまたデジカメ(こちらは一眼レフの本格的なタイプでしたが)を構えて熱心に菜の花を撮っていらっしゃる男性がいました。一面のアゴヒゲと頬髭にレイバンのサングラス(あるいはレイバン風かもしれませんが)、頭には紺のバンダナを鉢巻状にしめた貫禄のある方でしたが、脇にバイクが。あれっ、配達途中の原チャリ?スーパーカブではと思われる一台が。こちらも熱心にというか真剣にアングルを検討しながら菜の花を撮っている姿に、思わずフフと和んでしまいました。

そして昨日。菜の花の一画を過ぎて信号を通過したあたりでまたもやデジカメ男に遭遇。今回はバイクではなく車を道路脇に止めた方でしたが、最初は何を撮っているのか分かりませんでした。しゃがみ込んで一眼レフのカメラを低い位置に持っていき、道路の反対側を撮影しています。何だろうなあと見ると、黄色いタンポポが一面に咲いているではないですか。路面から何十センチか高くなった所に咲き広がっているので、同じ高さで撮るためにカメラを低く構えているんだなと納得。この方もなかなかいいアングルが決まらないのか熱心に撮っていました。一眼レフタイプのカメラもデジカメだなと思ったのは、みなさんモニターを確認していたからです。

それにしてもたまたま遭遇したのかもしれませんが、この暖かい陽気に咲き出した花を熱心に撮影されている姿が、なんだかほほえましく思われました。北国に住んでいると春になったんだという実感は咲き出した花を見たときに一番強くなるのかもしれません。「堤中納言物語」には「虫めづる姫君」という理系タイプの姫君が出てきますが、それに倣って言えば、「花めづるをのこども」とでもなりましょうか。実は私も花撮る男の一人です。

近所に睡蓮の咲く池があったり、庭に蓮を咲かせているお宅があったりするので、花の咲く時期になるとデジカメを持って撮らせてもらったりしています。上手くはありません。家族に言わせると私の撮る写真は構図が変なのだそうです。確かにポートレートを撮ると、妙に中心がずれていたり、頭の一部が切れていたり、斜めになっていたりで散々酷評されるような写真になってしまうことが多く、どうもうまくいきません。ですが、きれいに咲き始めた花を見ると撮りたいなという気持ちが強くなります。たまたまお見かけした方々はどうなのか分かりませんが、同じような気持ちなのかもしれません。

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コメント

タイトル「花撮る男」には思わずドキりでした。ミステリアスな感じがイイですね。
そして、花撮る男の4人目が、なんと管理人様だったとは・・・爆笑です。

写真の構図、難しいですよね。
私などいつもワンパターンで面白みにかけます。

管理人様の酷評されたという写真が気になります。
ひょっとして、才能溢れる写真かもしれませんよ。


(学び舎主人)
コメントありがとうございます。
現在デジカメはカミさんの管理下にあります(泣)。
「使ってもよろしいでしょうか?」とお伺いを立てないと勝手に持ち出しが出来ません。というのは冗談ですが、カミさんが9割、私1割くらいの使用頻度です。
ちびやまめさんのHPの写真を見ると、よく撮れてるなあといつも思います。ところで、イワナとかヤマメの目ってなぜ眠そうに見えるんでしょうかね。釣り上げた魚の写真を見て毎度思う疑問です。

投稿: ちびやまめ | 2008年4月25日 (金) 02時35分

鋭いところを見てますね。
釣り人でも魚の目を見てる人はなかなかいないです。

時間をかけて魚の撮影をしていると、魚が酸欠状態になってしまい、目が飛んだようになります。管理人様の言う眠そうに見える状態は、酸欠になるちょっと前の状態だと思います。(なるべく短時間で済むよう心がけてます)

それで、思ったのですが、人間も酸欠になると眠くなりますが、魚たちも同じなのかな?なんて・・・。
新鮮なコメントありがとうございます。


(学び舎主人から)
なあるほど。酸欠で眠そうに見えるんですね。いつもアップされている魚たちの目が「おれたち眠いんだけど、起こさないでくれる?」とぼやいていてるように見えたもので…。

投稿: ちびやまめ | 2008年4月25日 (金) 16時28分

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